弁護士への無料相談は市役所(区役所)がおすすめな4つの理由を解説
監修者伊澤文平弁護士
ベンゴシNOW法律事務所
公開日:2024.02.05
弁護士に無料で相談したいけど、いきなり弁護士事務所へ行くのはちょっと、、、、
弁護士に聞くまでのことなのかわからないから、ほんと軽く相談できればいい。
そのように感じ、身近な「市役所(区役所)」での無料相談を検討しているのではないでしょうか。
市役所(区役所)では、地域差はあるものの、弁護士相手に20分〜30分の無料相談ができます。
しかも、対面に限らず電話やビデオ通話などの多様な相談方法も用意されています。
ですが、無料であることと引き換えに、一部相談できないことがあるなど、様々なデメリットがあるのも事実です。
そこで本記事では、市役所(区役所)の無料相談でできること・できないことから、そのデメリットや利用方法までを広く解説します。
この記事を読むことで、なぜ市役所(区役所)での無料相談がおすすめなのかがわかります。
【この記事でわかること】
市民(区民)であれば誰でも相談できる(利用条件がない)
市役所(区役所)では、弁護士に無料で20分〜30分の法律相談ができる
ただし、相談内容や日程の空き状況次第で、弁護士以外の専門家が対応することもある
原則どんなお悩みでも相談できる。ただし、契約書のチェックやその場で相手と交渉するなど「多大な労力や手作業が伴うもの」は相談できない
対面のほか電話やオンライン通話を使った相談にも対応している
年1回しか相談できない、依頼まではできないなどのデメリットもある
弁護士への「依頼」はまだ考えていないが、とりあえず弁護士の意見を聞いてみたい方には、市役所(区役所)の無料相談がおすすめ!
予約制なので事前の電話または窓口での予約が必要
相談を有効活用するために時系列・質問を事前にまとめておくのが大事
他の無料相談窓口でおすすめなのは、(ⅰ)法テラス、(ⅱ)弁護士会、(ⅲ)民間の法律事務所(初回相談無料)の3つ
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市役所では、相談時間に制限があり、事前の予約も必要です。
そのため「すぐに相談したい」「じっくり相談したい」方にとっては不便です。
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1.市役所(区役所)の無料相談でできる6つのこと
1)無料相談を利用できる人
まず、市役所(区役所)の無料相談は、市民(区民)であれば誰でも利用できます。
ここでいう「市民(区民)」とは、原則としてその地域に住所のある個人(⇔法人)を指します。
そのため、住所は別にあり、単に職場や学校がその地域にあるだけの「在勤・在学」は原則として利用できないことに注意が必要です。
横浜市民(在勤・在学は不可)を対象に弁護士、司法書士などの専門相談員による相談や市職員による市政に関する相談を行っています。
引用元:横浜市役所の無料相談
地域によっては在勤・在学でも利用できるため、各市役所(区役所)のホームページで確認してください。
2)無料相談で聞けること
法的なトラブル・お悩みであれば、原則として何でも相談できます。
【市役所(区役所)で聞けること】
借金トラブル
離婚・男女問題
相続・遺言
労働問題
消費者被害
交通事故
近隣トラブル
成年後見など
ただし、以下に代表される「弁護士の多大な労力や手作業が必要な内容」については、相談できないことに注意してください。
【市役所(区役所)で聞けないこと】
契約書・遺言書などの書類の作成・チェック
訴状・答弁書などの裁判書面の作成・チェック
相手との交渉
ただし、書類の作成・審査、相手との交渉などは行っておりません。
引用元:川崎市役所の無料相談
具体的な相談の可否については、市役所(区役所)ごとに相談できること・できないことが指定されていることが多いです。
詳細については、各市役所(区役所)のホームページを確認しましょう。
なお、市役所(区役所)で離婚もしくは相続についての相談を考えている方については、以下の記事をあわせてご覧ください。
3)無料相談に対応してくれる専門家
法的なお悩み・トラブルであれば原則として弁護士が相談を受け、アドバイスしてくれます。
ただし、相談内容によってはより細分化され、弁護士以外の専門家が対応する場合もあります。
【多くの市役所で見られる専門家一覧】
弁護士
司法書士
行政書士
宅地建物取引士
税理士
社労士など
例えば、相続の事案で、遺産分割について揉めている場合には弁護士が相談にのるが、相続の登記についてのお悩みなら司法書士が対応するなど。
いずれの専門家が対応するかは「相手方と揉めているかどうか」が目安になります。
揉めているなら弁護士、それ以外は他の専門家が対応するという運用が多くみられます。
実際には、市役所(区役所)の無料相談を予約する際に、職員の方と協議して決める形になるので、事前に心配する必要はありません。
4)無料相談の時間と回数
市役所(区役所)で無料相談できる時間は、一回につき20分〜30分が相場です。
相談は20分以内となります。
引用元:相模原市役所
相談時間は、30分です。
引用元:調布市役所
また、相談できる回数は無限ではなく、基本的には年1回のみ相談できると考えておいてください。
予約方法に関わらず、相談は年度につき各相談1人1回限りです。
引用元:八王子市役所
回数制限があるのは、市役所(区役所)の無料相談が人気なのと、担当してくれる弁護士の数が少ないためです。
もちろん、市役所(区役所)によっては2・3回相談できることもありますので、各市役所(区役所)のホームページで確認してください。
5)電話・オンライン通話等でも相談できる
多くの市役所(区役所)では、対面のほか電話やオンライン通話での相談を受け付けています。
仕事で忙しい方や足の不自由な方などにとって、電話一本で相談できる電話相談はとても魅力的です。
また、コロナ禍をきっかけに普及した「オンライン無料相談」を提供する市役所(区役所)もあります。
これは「LINEビデオ通話」のように弁護士の顔を見ながら電話で相談できるシステムです。
市役所(区役所)へ行く時間や余裕はないものの、顔が見えない中での相談が不安な方には、おすすめの方法です。
Web会議システム「Cisco Webex Meetings」を利用することで、来所する必要がなく、自宅等でお手持ちのスマートフォンやパソコンからの相談が可能です。
引用元:鴻巣市役所
なお、オンライン無料相談では主に以下のITツールを使うため、ITに抵抗のある方は、対面か電話での無料相談をおすすめします。
【市役所(区役所)のオンライン無料相談ツール】
6)無料相談の受付時間
基本は、平日の日中(※多くは9時〜17時)の時間帯のみ無料相談を受け付けています。
無料相談は、市役所(区役所)の開庁時間内で運営されているからです。
(午前の部)午前9時00分~午前11時30分
(午後の部)午後1時00分~午後3時30分
引用元:藤沢市役所
午後1時から5時まで
引用元:調布市役所
ただし、最近では柔軟に夜間や土日・祝日での無料相談もできる市役所(区役所)もあります。
受付時間の柔軟さは市役所(区役所)によって異なるため、ホームページで確認しましょう。
2.市役所(区役所)の無料相談4つのメリット │ おすすめの理由
市役所(区役所)の無料相談について、他の相談方法と比較したときのメリットについても触れたいと思います。
1)利用条件がないこと
同じく弁護士への無料相談ができる「法テラス」は、経済的に苦しい方しか利用できません。
これと比較すると、収入などに関係なく、市民(区民)であれば広く利用できる市役所(区役所)の無料相談は、魅力的です。
2)身近で気軽に相談できること
法律事務所へ訪問するのは勇気のいることです。
それ自体が億劫で不安なことも多いでしょう。
これに対して、市役所(区役所)は比較的通い慣れた場所のため、相談への心理的ハードルが低いはず。
無料で気軽に相談できてしまうのが市役所(区役所)の最大の魅力といってもよいでしょう。
3)多様な相談方法が使えること
弁護士業界では、意外と電話相談を受け付けている民間の法律事務所は少ないです。
ましてや、オンライン相談を受け付けている事務所なんて本当にごくわずか。
多くの法律事務所では、対面相談しかやっていません。
それに比べて、自宅を出ることなく電話ひとつで弁護士に相談できる点は、市役所(区役所)の無料相談のメリットといえます。
4)夜間・土日でも相談できる場合が多い
多くの市役所(区役所)では、制限付きではあるものの、夜間・土日での無料相談を提供しています。
弁護士業界で夜間や土日も営業して、かつ、無料で相談できる事務所は滅多にありません。
その意味で、無料なのに柔軟な時間帯での相談ができる市役所(区役所)は、貴重な相談先といえます。
3.市役所(区役所)の無料相談のデメリット
メリットの多い市役所(区役所)の無料相談ですが、デメリットもあります。
この点も踏まえて、市役所(区役所)の無料相談を使うべきか判断してください。
1)弁護士を選べない
「離婚に強い弁護士」のように、弁護士の専門性が気になる方も多いです。
ですが、市役所(区役所)の無料相談では、弁護士を選べません。
ランダムで割り当てられた弁護士が、あなたの相談に対応します。
この点は法テラスも同じで、無料であることの代償です。
弁護士の質をとるか、無料という安さを追求するかはあなたの価値観次第です。
2)すぐに相談できない
予約から相談当日までは1週間〜2週間の待ち時間があります。
「今すぐ相談したい」というニーズには応えられません。
また、日程調整しにくいという問題もあります。
キャパシティの問題から、当日相談できる人数に制限があり、人気なのもあいまってすぐに相談日が埋まってしまうからです。
相談時間は、一人20分で、1日10人まで。
引用元:千葉県野田市役所
3)相談後に依頼までできない
相談した後、担当した弁護士に依頼したいと思っても、依頼まではできません。
担当した専門相談員に直接問題の解決や具体的な仕事を依頼することはできません。
引用元:横浜市役所
市役所(区役所)の無料相談は、あくまでも一般的な助言を与えることが目的で、弁護士の紹介を行う機関ではないからです。
二度手間感はありますが、改めて依頼を引き受けてくれる弁護士を探す必要があるのです。
一気通貫で相談から依頼までできる法テラスや、民間の法律事務所と比べると不便です。
4.市役所(区役所)の無料相談はこんな人におすすめ!
これらを踏まえ、以下の方には市役所(区役所)の無料相談をおすすめしています。
気軽に相談したい
とりあえず相談だけしたい
相談までの待ち時間を我慢できる
市役所(区役所)の最大の魅力は、行き慣れているがゆえに、身近で気軽に相談できること。
「こんなこと弁護士に相談してもいいのかな」と迷っている方や、法律事務所へ行くのが億劫な方には、強くおすすめできます。
また、弁護士への依頼を前提としないなら、無料で相談することそのものに何らデメリットはありません。使わない手はないでしょう。
そして、人気なためすぐに相談できないことから、予約した日から1・2週間待たされても問題ない方に向いています。
5.市役所(区役所)で無料相談するまでの流れ・予約方法
市役所(区役所)で弁護士に無料相談をするまでの流れと予約方法を解説します。
相談日程を市役所(区役所)ホームページで確認
電話予約または窓口へ行き予約
市役所(区役所)へ訪問または電話相談
1)相談日程を市役所(区役所)ホームページで確認する
まず、あなたがお住まいの市役所(区役所)のホームページを検索します。
「◯◯市役所(区役所)× 法律相談」でGoogle検索すると該当ページが出てきます。
相談日は、予約時点から1週間〜2週間後という制限をかけている市役所(区役所)が多いです。
今日予約して明日すぐ相談できることはほぼなく、最低でも1週間後ということです。
なお、市役所(区役所)によって「相談方法」ごとに日程を決めているところもあります。
法律相談(予約制):月~木曜日
・午前 9:00~12:00:電話のみ
・午後 13:00~16:00:対面のみ
引用元:横浜市役所
この場合、まずは希望する相談方法が対面か電話(オンラインも含む)なのかを決め、相談方法に合った日程を確認してください。
2)電話予約または窓口へ行き予約する
希望日を決めたら、ホームページ記載の番号に電話します。
職員の方が出るので、電話口で(ⅰ)無料の法律相談を希望していること、(ⅱ)お悩みの概要、(ⅲ)希望日を伝えてください。
職員の方が日程を確認し、空きがあればその日で決まり、空きがなければ、別日で調整してくれます。
なお、多くの市役所(区役所)では、施設の窓口へ行き、その場で職員と話して日程調整することもできます。
話すべき内容は電話予約と同じです。
「相談場所」については、基本は市役所(区役所)の施設内ですが、それ以外の場所が指定されることもあります。
案内してくれるのでそれに従いましょう。
3)市役所(区役所)へ訪問または電話相談する
①対面相談の場合
当日になったら、指定された施設(多くは市役所(区役所)内にある)へ向かいます。
受付に到着すると、待合室で待機するように指示されます。
待機時間中に、市役所(区役所)によっては「申込書」を書かされることもあります。
時間が来たら職員から呼ばれるので、相談室へ入り、弁護士との相談がスタートします。
出典:東京都葛飾区の「区民相談室」
②電話相談の場合
他方、電話相談を予約した場合、予約した日時の数分前を目処に、市役所(区役所)の職員からあなたの番号に電話がかかってきます。
電話に出ると、職員からこれから行われる無料相談の注意点の説明を受けます。
その後、職員から弁護士に電話が引き継がれ、電話相談がスタートします。
6.市役所(区役所)で無料相談する際の3つの注意点
市役所(区役所)の無料相談は時間が20分〜30分と限られています。
有効活用するためには、以下3つの点に注意して当日の相談に臨みましょう。
1)相談の背景を時系列にまとめ質問を整理
お悩みやトラブルの背景となる事実関係を時系列にまとめてください。
「いつ、誰が、どこで、何を、どのようにしたのか(5W1H)」の視点で整理していきます。
また、その事実を裏付ける物的証拠があるのかという視点からも整理してください。
方法論としてはメモ書きするのがベストですが、少なくとも時系列で話せるようにしましょう。
時系列にまとめる上で便利なシートがありますので、以下よりダウンロードできます。
※市役所(区役所)によっては事前に独自の「相談シート」の記入を求められることがあります。その場合、そちらを使用してください。
また、質問の数も3〜4つにしぼることも大切です。
あれもこれもと質問していては、すぐに相談時間が終わってしまうからです。
本当に確認したい項目のみ質問する姿勢でいましょう。
2)遅刻はせず10分前に待機
当日、指定の相談場所には開始時刻の10分前には到着しておきましょう。
遅刻をすると、その分だけ当日の相談時間が減らされる(延長はしない)からです。
また、市役所(区役所)によっては「申込書」を相談の直前に書かされるところもあり、その時間を確保するためでもあります。
電話相談でも同じで、職員からの電話にはすぐに出れるよう、余裕を持って待機しておきましょう。
3)相談後にすべきことを確認する
無料相談を終える際には、「次にあなたがすべきアクションは何か」を弁護士に聞いてください。
これを確認しておかないと、相談を終えたあと「結局、私は次どうすればいいんだっけ」となることが多いからです。
特に、相談をした結果、自分で解決するのではなく、弁護士に依頼した方がよいと感じた場合の確認は必須です。
というのも、市役所(区役所)の無料相談はよくもわるくも、相談を担当した弁護士に「依頼」することまではできないからです。
弁護士が丁寧に次のアクションを教えてくれるでしょう。
7.市役所(区役所)以外のおすすめの無料相談窓口3選
市役所(区役所)以外にも、弁護士に無料相談できる場所はいくつかあります。
その中でも特におすすめの無料相談窓口3選をご紹介します。
法テラスの無料相談
弁護士会の無料相談
民間の法律事務所
弁護士への依頼を視野に入れているか?が視点として大切です。
とりあえず相談したいだけなら、市役所(区役所)一択です。
他方、弁護士への依頼を視野に入れているなら、以下3つの相談先を検討してください。
【3つの無料相談窓口の選び方】
じっくりと相談したい→「法テラス」
専門性のある弁護士に相談したい→「弁護士会」
丁寧に対応してもらいたい→「民間の法律事務所」
1)法テラスでの無料相談
「法テラス」とは、経済的に余裕のない方でも、法的サービスを無料ないし割安な価格で受けれるようにするための公的な機関です。
弁護士への無料相談に限らず、法テラスのサービスの特徴は、以下のとおりです。
30分×3回(合計90分)まで無料相談できる
相場の約50%OFFの価格で弁護士に依頼できる
条件を満たした方のみが利用できる
法テラスの無料相談におけるメリットは、一回30分の相談が3回まで(合計90分)でできることです。
市役所(区役所)の相談時間は20分〜30分で、年1回しか相談できないのと比較すると、相談時間が3倍以上長いです。
たくさん質問をして、じっくりと弁護士からアドバイスをもらいたい方には、法テラスはおすすめです。
しかも、市役所(区役所)とは異なり、相談終了後に弁護士に「依頼」することまでできます。
その際の弁護士費用も相場より約50%OFFの価格で依頼できるというお得ぶり。
ただし、経済的に余裕のないことを示す「資力基準」をはじめとした一定の条件を満たす方のみが法テラスを利用できます。
そのため、利用条件を満たせる方で、弁護士への依頼を視野に入れている方については、法テラスで無料相談するのを強くおすすめします。
2)弁護士会での無料相談
「弁護士会」とは、日本の弁護士全員が加入する団体で、各都道府県単位で設置されています。
「法律相談センター」という施設を運営し、そこを通して無料相談サービスを提供しています。
弁護士会の無料相談は、地域ごとにサービス内容に大きな差があるものの、おおむね以下の特徴があります。
専門性の高い弁護士に相談できる
反面、無料相談できる内容は一部のみ
電話相談であれば広く無料相談できる
「借金に強い弁護士」のように、各地域の弁護士会では、それぞれのトラブルに専門性のある弁護士に相談できます。
専門性の高い弁護士が対応するため、相談は原則として有料です。
一部のお悩みに限定して、無料相談できる仕組みになっています。
もっとも「電話相談」の場合には、お悩み人関係なく無料相談できる弁護士会が多いです。
弁護士の労力が対面相談に比べてそこまでかからないからです。
具体的にどのお悩みや相談方法であれば無料なのかについては、お住まいの都道府県にある弁護士会のホームページで確認してください。
市役所(区役所)等では弁護士を選べないことから、弁護士の専門性にこだわりたい方には、弁護士会での無料相談はおすすめします。
3)民間の法律事務所での無料相談
一部の「民間の法律事務所」でも、弁護士への無料相談ができます。
その特徴としては以下のとおりです。
初回相談のみ無料
相談時間は30分〜60分
LINE・ビデオ通話などでも相談できる
初回相談のみ無料としている事務所がほとんどです。
無料になるのは1回だけという意味では、市役所(区役所)と同じです。
ただ、相談時間は30分から長くて60分まで設けている事務所もあり、市役所(区役所)より長い時間話を聞けます。
何より法律事務所で相談するメリットは、丁寧かつ踏み込んだアドバイスをもらえることです。
というのも、民間の法律事務所では、あくまでも営業の趣旨で無料相談を提供しています。
「営業」と聞くと嫌に聞こえるかもしれませんが、依頼獲得につながるよう、踏み込んだ具体的なアドバイスをくれるのです。
しかも、相談方法も多様で、対面や電話はもちろん、LINEやオンライン相談まで利用できる事務所も一部あります。
もっとも、ある程度は依頼前提での無料相談になるため「とりあえず相談したいだけ」の人にはあまり向きません。
条件さえあえば弁護士に依頼したいと考えており、踏み込んだアドバイスをもらいたい方は、民間の法律事務所での無料相談がおすすめです。
8.「マチベン」での無料相談
市役所(区役所)や法テラスなどの無料相談はいずれも便利な一方で「今すぐ相談したい」というニーズには応えられていません。
相談までに取るべき手続きが必ずあるため、面倒くさいと感じる方も多いでしょう。
そんな方に利用をおすすめするのが『マチベン法律相談』です。
『マチベン法律相談』とは、スマホから弁護士に無料相談できるQ&Aサービスです。
その特徴は以下のとおりです。
スマホからカンタンに弁護士に相談できる
24時間いつでもどこからでも利用可
何度でも相談できる
完全無料
匿名で相談できる
市役所(区役所)などとは異なり、回数制限なしに、いつでも何度でも相談できる点が魅力です。
また、匿名での相談になるため、対面だと聞きにくいことも遠慮なく相談できます。
とりあえず弁護士に話を聞いてもらいたいという方には、手間なく相談できる『マチベン法律相談』をおすすめします。
まとめ
市役所(区役所)では、利用条件なしに弁護士に無料相談できるため、多くの方におすすめできる相談窓口です。
最後に、市役所(区役所)の無料相談の特徴を整理しましょう。
市民(区民)であれば誰でも相談できる(在学・在勤を含むかは要確認)
弁護士相手に無料で20分〜30分の法律相談ができる
ただし、お悩みの内容などに応じ弁護士以外の専門家が対応することもある
原則どんなお悩みでも相談できる。ただし、契約書のチェックやその場で相手と交渉するなど「多大な労力や手作業が伴うもの」は相談できない
対面のほか、電話やオンライン通話を使った相談にも対応可
年1回しか相談できない、依頼まではできないなどのデメリットもある
予約制なので事前の電話または窓口での予約が必要
事前の準備として時系列・質問をまとめておくことが大切
市役所(区役所)は、どこよりも身近な無料相談窓口です。
弁護士への依頼を前提とせず「気軽にとりあえず相談したい」という方には、市役所(区役所)はおすすめです。
他方で、弁護士への依頼を視野に入れて無料相談したい方は、(ⅰ)法テラス、(ⅱ)弁護士会、(ⅲ)民間の法律事務所のいずれかの利用を検討するとよいでしょう。
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市役所では、相談時間に制限があり、事前の予約も必要です。
そのため「すぐに相談したい」「じっくり相談したい」方にとっては不便です。
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