京都市役所は法律相談が無料!2つのメリットと活用法を弁護士が解説

京都府京都市
伊澤文平

監修者伊澤文平弁護士

ベンゴシNOW法律事務所

公開日:2023.12.04

|

最終更新日:2024.02.08

京都市役所は法律相談が無料!2つのメリットと活用法を弁護士が解説

借金や離婚・相続など、法律のトラブルを抱え、お悩みのことでしょう。

そんな時「弁護士に依頼するかは置いておいて、一度無料で相談できないものか…」と考えているのではないでしょうか。

京都市役所であれば、弁護士に無料相談ができ、あなたの法律トラブルやお悩みについて助言をもらうことができます。

この記事では、京都市役所が行う無料の法律相談について、無料の範囲、利用手続きやメリットなどについてどこよりもわかりやすく解説していきます。

【この記事で分かること】

  • 京都市役所では弁護士による無料相談が誰でも受けられる

  • 京都市役所の法律相談は対面だけでなく、電話相談にも対応!

  • 夜間の電話相談なら夜20時まで相談できる

市役所をふくめ、京都で弁護士に無料相談できる窓口は以下の記事ですべて紹介しています。ぜひあわせてご覧ください!

無料の法律相談なら『マチベン法律相談』

スマホから弁護士に無料相談するには『マチベン法律相談』が便利!

京都市役所の無料相談と違い、相談制限なし、事前の予約も不要です。

『マチベン法律相談』は、完全無料24時間いつでも何度でも弁護士に相談できます。

スマホ完結なので手軽!弁護士監修で安全安心にご利用いただけます!

スマホから弁護士に無料で相談できる!

1.京都市役所の無料相談とは

京都市役所の弁護士への無料法律相談

京都市役所」では、京都の市民向けに弁護士による無料の法律相談を受け付けています。

相談相手は京都弁護士会所属の弁護士であり、確かな法律知識をもとにあなたのお悩みについて回答してくれます。

民間の弁護士事務所に相談すれば有料(5,500円が相場)になることを考えると、京都市民にとって非常にありがたいサービスといえるでしょう。

【京都市の無料法律相談の問い合わせ】

電話番号

075-366-2250

受付時間

平日9時〜17時

窓口

文化市民局くらし安全推進部

消費生活総合センター

ただし、利用できるのは京都市内に住所を持っている方のみです。

京都市に在勤・在学していても、住所が京都市外の方は利用できないため注意しましょう。

なお、市役所(区役所)での無料相談でできること、メリットや注意点について詳しく知りたい方は、こちらの記事をあわせてご覧ください。

1)法律関係のトラブルやお悩みはどんな内容でも相談できる

京都市役所の法律相談では、法律に関するお悩み・トラブルについて、以下のように幅広く相談できます

  • 離婚

  • 相続

  • 借金(債務整理・自己破産)

  • 土地や不動産の賃貸借

  • 金銭トラブル(貸金・損害賠償)

  • 労働問題(賃金問題やハラスメント)…etc

生活の中で生じる困りごとについては網羅されており、法律に関する内容であればなんでも相談できると考えていいでしょう。

2)相談時間は20分

京都市役所で行われる無料の法律相談は、1回の相談につき20分の制限があり、時間の延長はできません。

トラブルやお悩みについてきちんと役立つ情報を弁護士から聞き出すには、20分という時間の中で質問を投げかける必要があります。

比較として、弁護士事務所に相談した場合は30分相談できるのが相場です。

京都市役所での相談は無料であることから、相場よりもやや相談時間が少なくなっています。

3)対面のほか電話相談にも対応

京都市役所の法律相談は、対面相談だけでなく電話相談にも対応しています。

電話でももちろん相談料は無料で、相談相手は弁護士です。

対面で人に相談するのに抵抗がある方や、相談場所に行く時間が取れない方などは、電話相談がおすすめです。

4)実際の相談場所は市役所ではないので注意

京都市民に対する無料の法律相談を行っている京都市役所ですが、実際の相談場所は市役所ではありません。

京都市役所で法律相談を受けたい方は、相談場所を以下の2種類の中から選ぶことになります。

【京都市役所の無料相談の2か所の相談先】

  • 京都市消費者総合センター

  • 京都市内の各区役所

それぞれの相談場所については、後の項目で詳しく解説しています。

2.京都市役所の法律相談2つのメリット

京都市役所の無料法律相談2つのメリット

京都市役所では、弁護士への相談料を支払わずに無料で相談できるのが大きな魅力です。

とはいえ、京都で無料の法律相談を行っている施設は市役所だけではありません。

そんな中、無料の法律相談を行っている他の公共施設(府庁や法テラスなど)に比べて、京都市役所の法律相談ならではといえるメリットは、以下の2つです。

  • 利用審査がなく、気軽に使える

  • 電話相談なら夜20時まで相談できる

ここからは、上記それぞれのメリットについて解説していきます。

1)利用審査がなく、気軽に使える

京都市役所の法律相談は、利用にあたっての審査がなく、京都市民なら誰でも気軽に利用できる点がメリットです。

というのも、市役所以外で弁護士の無料相談を行っている「法テラス」などでは、利用にあたって審査があり「誰でも気軽に利用できる」とはいえません。

特に、法テラスは経済的に余裕のない人だけを対象としていることから、利用者の資力(収入と資産)が一定以下であるかどうかが厳しくチェックされます。

一方で市役所であれば、上記のような審査基準はなく、京都市民なら誰でも無料相談を利用できるのです。

2)電話相談なら20時まで相談できる

京都市役所の法律相談は、対面相談と夜間電話相談の2種類があり、電話相談は「夜20時まで」相談できます。

【電話と対面の相談時間の違い】

相談の種類

相談時間

相談場所

電話相談

18時~20時

京都市消費者

総合センター

対面相談

13時15分~15時35分

区役所

京都で夜間の電話相談に対応している相談先は、市役所の他にはありません。

例えば京都の法テラスでは、相談時間は9時〜17時となっており、夜間相談には対応していません。

夜20時まで相談に対応していることから「昼間は仕事で相談の時間が取れない」という方にも利用できるのが大きなメリットです。

3.京都市役所の法律相談のデメリット

先の項目では京都市役所のメリットを解説してきましたが、当然デメリットもあります。

京都市役所の法律相談のデメリットを挙げると、以下のようにまとめられます。

  • 刑事事件の相談には向いていない

  • 複数回の相談は基本的にできない

  • 弁護士を選べない

  • 弁護士に解決をそのまま依頼できない

  • 対面相談は平日の日中にしかできない

上記の中でも特に大きいのは、最後に挙げた「弁護士に解決をそのまま依頼できない」という点でしょう。

「相談は無料でしたいけど、弁護士への依頼も視野に入れて考えたい」という方にとっては、京都市役所は頼りなく感じられるかもしれません。

1)刑事事件の相談には向いていない

京都市役所の法律相談は、刑事事件の相談には向いていません。

というのも、市役所の法律相談では、相続や土地・不動産に関するトラブルなどが多く、刑事事件について相談されるケースはほとんどないのです。

相談相手となる弁護士も刑事事件に強いわけではないため、刑事事件の解決を求めている方には、市役所の法律相談はおすすめできません。

2)複数回の相談は基本的にできない

京都市役所の法律相談は、1つのお悩み・トラブルについて複数回の相談を控えるよう案内しています。

というのも、弁護士による無料相談は京都市民の皆さんにとって大事な制度であり、1人でも多くの市民に利用してもらえるよう、定められているルールなのです。

一人でも多くの市民が利用できるよう、同じ相談内容について何度も利用することはお控えください。 引用元:京都市民法律相談

そのため、京都市役所の法律相談では、20分の相談時間で有効な情報を聞き出す必要があるといえます。

とはいえ、どうしても時間が足りず、お悩み解決に必要な情報が聞き出せなかった場合は、必ずしも2回目の相談ができないわけではないのでご安心ください。

3)相談相手の弁護士を選べない

京都市役所で無料の法律相談をする場合、弁護士事務所に相談する場合と異なり、相談相手の弁護士を選べません。

予約の際に、特定の弁護士を指名することはできないのです。

そのため、若く・経験値の浅い弁護士や、自分の相談内容を専門としていない弁護士が相談相手となることもあり得ます。

こんな弁護士になるかも…

  • 若く、経験値が浅い弁護士

  • 希望しない性別の弁護士(男性・女性)

  • 相談内容を得意分野としていない弁護士

例えば、借金に関する法律相談を行う場合でも、借金・自己破産などを得意分野としている弁護士に相談できるとは限らないのです。

また、一度依頼した弁護士との相性が良くないと感じても、基本的には変更できません。

とはいえ、公的な相談機関に勤務している時点で、それほど悪い弁護士はいないため、ご安心ください。

4)弁護士に解決をそのまま依頼できない

京都市役所の法律相談では、相談した弁護士にそのままサポートを依頼することはできません。

担当した弁護士に、直接問題の解決や具体的な仕事を依頼することはできません。 引用元:京都市民法律相談

相談で得られた助言により「弁護士にサポートを依頼したい」と思った場合は、新たに弁護士を探すところから始めなければなりません。

そのため、弁護士に依頼することを前提とした相談であれば、最初から民間の弁護士事務所に相談するか、法テラスを利用する方が適しているでしょう。

5)対面相談は平日の日中にしかできない

京都市役所の法律相談は、対面相談と電話相談に分かれており、電話相談は夜間も行っていますが、対面相談は日中しかできません。

【京都市役所の法律相談の相談時間】

相談の種類

相談時間

相談場所

電話相談

18時~20時

京都市消費者

総合センター

対面相談

13時15分~15時35分

区役所

対面相談の実施時間は13時15分~15時35分であり、非常に早く終了してしまいます。

そのため、対面で弁護士に相談したい方は、相談日に仕事を休むなどして日中のスケジュールを開ける必要があるのです。

比較対象として、法テラスであれば9時〜17時まで対面相談ができるため、市役所の対面相談はやはり不便に感じられてしまいます。

4.京都市役所の法律相談の具体的な相談場所

先にも解説しましたが、京都市役所の法律相談は、実際の相談場所が市役所の庁舎内ではありません。

実際の相談場所は、以下の2か所になります。

  • 消費者総合センター

  • 各区役所

ここからは、それぞれの相談先について解説していきます。

1)京都市消費者総合センター

京都市消費生活総合センターの「夜間での電話無料相談」

1つ目の相談窓口は、京都市消費生活総合センターです。

こちらでは、「夜間電話相談」のみを行っています。

日中での対面相談は行なっておらず、対面を希望する方は、後で説明する各区役所の無料相談をお選びください。

「消費者センター」といえば、消費生活(クーリングオフ・ぼったくりなど)に関する相談先というイメージがありますが、京都市では幅広い相談内容に対応しています。

【夜間電話相談の予約窓口・相談日について】

電話(予約)

075-366-3349

予約電話受付時間

相談希望日の前の週の月曜日から

相談日当日まで

午前9時~午後5時

相談実施日時

・毎月第2・第4火曜日

・第2・第4木曜日

の午後6時~午後8時

2)京都市内の各区役所

京都11区の区役所での無料法律相談(日中での対面相談)

京都市消費生活総合センターの他に相談先となっているのが、京都市内の各区に存在する区役所です。

弁護士と対面で相談をしたい場合は、区役所が相談場所となります。

お住まいの区の区役所に電話で法律相談の予約ができます。

【各区役所への予約について】

予約電話受付時間

希望される相談日の週の

月曜日から相談日当日まで

の午前9時~午後5時

相談実施日時

毎週水曜日の

午後1時15分~午後3時35分

上記の予約受付時間に、あなたが住んでいる区の区役所に電話をして予約をとりましょう。

【各区役所の電話番号】

相談場所

電話番号

法律相談の担当窓口

所在地

北区役所

075-432-1208

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒603-8164

京都府京都市北区紫野東御所田町33−1

上京区役所

075-441-5040

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒602-0931

京都市上京区今出川通室町西入堀出シ町285番地

左京区役所

075-702-1029

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒606-0917

京都府京都市左京区松ケ崎堂ノ上町7番地2

中京区役所

075-812-2426

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒604-8265

京都府京都市中京区堀川通御池下る西三坊堀川町521

東山区役所

075-561-9114

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒605-0862

京都府京都市東山区清水5丁目130−6

山科区役所

075-592-3088

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒607-8168

京都府京都市山科区椥辻池尻町14−2

下京区役所

075-754-8769

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒600-8216

京都府京都市下京区東塩小路町608−8

南区役所

075-632-8171

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒601-8441

京都府京都市南区西九条南田町1−3

右京区役所

075-861-1264

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒616-8104

京都府京都市右京区太秦下刑部町12

西京区役所

075-381-7197

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒615-8225

京都府京都市西京区上桂森下町25−1

伏見区役所

075-611-1144

地域力推進室

まちづくり推進担当

〒612-8062

京都府京都市伏見区鷹匠町39−2

5.京都市役所の法律相談はこんな人におすすめ!

京都市役所の無料法律相談はこんな人におすすめ

ここまで解説してきたように、京都市役所の法律相談は、弁護士に無料で相談したい方にとって非常に便利なサービスです。

特に、以下の条件に当てはまる方には京都の法テラスが非常におすすめです。

  • お悩みの解決方法が具体的に定まっておらず、とりあえず無料で相談したい方

  • 弁護士にサポートを依頼するか決めかねている方

  • 夜間相談をしたい方

  • 法テラスの資力基準に該当しないが、無料で法律相談をしたい方

京都市役所の法律相談は市民のみなさんが気軽に相談できることがメリットなので「お悩みの具体的な解決方法がわからない」という方におすすめです。

民間の弁護士事務所と異なり、弁護士との契約を勧めて営業されることもないため、最善の解決方法を検討することもしやすいでしょう。

また、京都市役所では夜間の電話相談(18時〜20時)にも対応しているため「昼間は仕事などで相談に行けない」という方にピッタリです。

以上のような条件に当てはまる方は、ぜひ京都市役所の法律相談の利用を検討してみてください。

6.京都市役所で無料の法律相談をする流れ・手続き

ここからは、京都市役所で無料の法律相談をする流れについて解説していきます。

1)相談日時を決める

京都市役所の法律相談を利用する場合は、いきなり予約電話をかけるのではなく、相談したい日時を決めておくことが大切です。

というのも、京都市役所の法律相談は予約に合わせて実施されているわけではなく、あらかじめ実施日が決められているからです。

【法律相談の予約窓口・相談日について】

相談場所

法律相談の実施日時

京都市消費者

総合センター

毎月第2・第4火曜日、

第2・第4木曜日 の午後6時~午後8時

各区役所

毎週水曜日

の午後1時15分~午後3時35分

上記の日程から、まずはあなたが相談したい時間を決めましょう。

2)予約をとる

あなたにとって都合のいい相談日程を決めたら、予約を行います。

予約の方法は以下の2つがありますが、基本的には電話予約が早いです。

  • 電話での予約

  • 来所して予約(区役所のみ)

法律相談の予約は、いつでもできるわけではなく、以下のように指定された期間中にのみ予約が可能です。

  • 相談希望日の前の週の月曜日から相談日当日までの午前9時~午後5時

例えば、2023年28日に相談を希望する場合、予約をするには11月20日〜28日の午前9時~午後5時に電話する必要があります。

予約の電話は、市役所ではなく、相談場所となる施設にかけることになっています。

対面での相談を希望する場合はお住まいの区の区役所、電話相談を希望する場合は消費生活総合センターに予約電話をするといいでしょう。

【相談場所と電話番号】

相談場所

電話番号

所在地

京都消費生活総合センター

075-366-3349

〒604-8588

京都市中京区 西堀川通御池下る西三坊堀川町521 

中京区総合庁舎3階

北区役所

075-432-1208

〒603-8164

京都府京都市北区 紫野東御所田町33−1

上京区役所

075-441-5040

〒602-0931

京都市上京区 今出川通室町西入堀出シ町285番地

左京区役所

075-702-1029

〒606-0917

京都府京都市左京区 松ケ崎堂ノ上町7番地2

中京区役所

075-812-2426

〒604-8265

京都府京都市中京区 堀川通御池下る西三坊堀川町521

東山区役所

075-561-9114

〒605-0862

京都府京都市東山区 清水5丁目130−6

山科区役所

075-592-3088

〒607-8168

京都府京都市山科区 椥辻池尻町14−2

下京区役所

075-754-8769

〒600-8216

京都府京都市下京区 東塩小路町608−8

南区役所

075-632-8171

〒601-8441

京都府京都市南区 西九条南田町1−3

右京区役所

075-861-1264

〒616-8104

京都府京都市右京区 太秦下刑部町12

西京区役所

075-381-7197

〒615-8225

京都府京都市西京区 上桂森下町25−1

伏見区役所

075-611-1144

〒612-8062

京都府京都市伏見区 鷹匠町39−2

3)相談当日|受付を済ませて弁護士に相談する

相談当日は、受付を済ませて弁護士に相談します。

相談場所への到着は予約時間の10分前を目処にしておくといいでしょう。

この時、遅刻は極力避けましょう。遅刻をした場合、相談時間の20分間は後ろ倒しになりません。

例えば、遅刻によって予約時間を10分過ぎてから相談を始めた場合、残り時間の10分しか相談を聞いてもらえないことになります。

なお、万が一遅れる場合、相談場所の窓口(予約時と同じ電話番号)に電話してその旨伝えてください。

7.無料相談の前にすべきこと

京都市役所の法律相談は相談時間が20分と限られています。

そのため、無料法律相談を最大限活用するには、事前準備が不可欠です。

せっかくの無料相談にもかかわらず「話したいことがまとまらず、弁護士からの有効な情報・アドバイスを得られなかった」という事態にならないよう準備をしておきましょう。

無料相談の時間を最大限有効活用するために準備するといいことは、以下のようにまとめられます。

  • 質問をまとめておく

  • 時系列表にしておく

  • 相談票を前もって書いておく

ここからは、それぞれの準備について解説していきます。

1)お悩みの内容と背景をまとめる

無料相談を有効活用するには、話すことがまとまらずに時間をかけてしまうことが一番もったいないです。

相談前には、お悩みの内容と背景をまとめておき、弁護士に聞きたい質問を事前に2〜4つ程度に絞ってリストアップしておきましょう。

この時、漠然とした質問よりは、具体的な質問ができれば、より望ましいです。

なお、2〜4つ程度に絞るのは、あまりたくさんの質問をすると、時間が足りなくなるからです。

2)時系列をメモしておく

あなたの抱える法律トラブルやお悩みについて、弁護士から正確な情報や解決策を得るには、相談の背景を正確に伝えることが大切です。

相談の背景となる事実は時系列ごとに伝えるのがベストです。

マチベン!では、時系列で事実をまとめるのに役立つ「マチベン!時系列表シート」を提供していますので、ぜひ活用してみてください。以下よりダウンロード;

『マチベン!』時系列表シート

3)京都市民法律相談票を記入しておく

区役所で対面の法律相談をする場合、限られた時間の中で効率的に相談できるよう、「京都市民法律相談票」を記述して提出することになっています。

以下のリンクから書式を印刷した上、必要箇所を記入して相談に持参しましょう。

京都市民法律相談票(PDF形式)

なお、今日市役所に限らず、弁護士に無料相談する時の準備と注意点については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

8.京都市役所以外で弁護士に無料相談できる3つの方法

京都府にお住まいの方で弁護士の無料相談を受けたいという方は、京都市役所以外の3つの相談方法も把握しておくといいでしょう。

  • 京都の法テラス

  • 京都府庁の弁護士無料相談

  • 京都弁護士会の弁護士無料相談

上記のうち、法テラスは無料相談の後にそのまま弁護士にサポートを依頼することもできる点がメリットです。(ただし利用条件と審査あり)

一方で、市役所の法律相談は審査もなく、市民なら誰でも気軽に利用できる点が魅力です。

「とりあえず相談だけしたい」という方であれば、特別な事情がない限り「市役所」を第一の相談先候補として考えておいていいでしょう。

1)京都の法テラス

法テラスとは

法テラスとは、法律に関する様々なトラブルの解決に必要な情報を得られるよう、国が設立した総合案内所で、全国に存在します。

京都市には2カ所の法テラスがあり、弁護士による無料相談が受けられます。

法テラスのメリットは以下の2点にあります。

  • 予約に合わせて相談を実施してくれる

  • 無料相談の後にそのまま弁護士に依頼もできる

ただし、収入や資産が一定以下でなければならないという条件があるため、誰でも利用できるサービスではありません。

京都の法テラスについては、他の記事で詳しく解説しているので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。

2)京都府庁の弁護士無料相談

京都府庁の弁護士への無料法律相談

京都府庁」でも、無料の法律相談を行っています。

ただし、相談実施日が数ヶ月先まですでに指定されており、1ヶ月〜数ヶ月に1日程度しか行われていないのが大変不便です。

【2024年3月までの相談開催日】

相談場所

相談開催日

舞鶴総合庁舎

2024年1月15日㈪

2月19日㈪

3月18日㈪

峰山総合庁舎

2024年2月15日㈭

宮津総合庁舎

2024年1月19日㈮

上記のように、相談実施日が非常に少なく限られていることがわかります。

そのため、市役所の法律相談が利用できない事情がある場合や、京都府庁が距離的に近い方のみ利用を検討するといいでしょう。

【京都府庁の相談場所と電話番号】

相談場所

電話番号

所在地

園部総合庁舎

0771-62-0360

〒622-0041

京都府南丹市園部町小山東町藤ノ木21

舞鶴総合庁舎

0773-62-2500

〒625-0036

京都府舞鶴市字, 浜20-20

福知山総合庁舎

0773-22-3901

〒620-0055

京都府福知山市篠尾新町1丁目91−74−1

峰山総合庁舎

0772-62-4301

〒627-0011

京都府京丹後市峰山町丹波855

宮津総合庁舎

0772-22-2700

〒626-0044

京都府宮津市吉原2586−2

なお、無料法律相談の予約は相談日の3日前(土、日、祝日を除く)の午前9時から電話でしか受け付けておらず、申込みは先着順で受け付けていますので、多数の場合は予約が取れないので注意しましょう。

3)京都弁護士会の弁護士無料相談(一部の相談内容は有料)

京都弁護士会の無料法律相談

「弁護士会」とは、弁護士相互の情報交換などを目的として、弁護士全員が加入している団体です。

京都弁護士会でも法律相談を実施しており、一部の相談内容には無料で対応しています。

市役所や法テラスと異なり「無料でなんでも相談できる」わけではないので注意しましょう。

ただ、お悩みごとの専門家を用意しているため、◯◯に強い弁護士(例:離婚に強い弁護士)に相談したいという方には京都弁護士会の無料相談はおすすめです。

なお、相談時間は30分または40分で、相談先の各施設ごとに定められています。

【京都弁護士会の相談内容と相談費用まとめ】

相談内容

対面相談

電話相談

離婚

有料(5,500円)

なし

遺言・相続

無料

無料

借金

初回無料

無料

交通事故

無料

無料

労働

初回無料

なし

高齢者・障害者の悩み

有料(5,500円)

無料

京都弁護士会が法律相談を受け付けている施設は多く、基本的にはあなたが行きやすい施設に相談に行く場合が多いです。

ただし、予約状況によって希望する施設ではない場所が面談場所になる場合もあります。 【京都弁護士会の相談先と所在地】

相談先

所在地

京都弁護士会館

〒604-0971 

京都市中京区富小路通丸太町

京都駅前法律相談センター

〒600-8216 京都府京都市下京区東塩小路町579−1

山崎メディカルビル6階

南部法律相談センター 京田辺相談所

〒610-0334 京都府京田辺市田辺中央4丁目3−3 CIK

ビル

南部法律相談センター 木津相談所

〒619-0214

京都府木津川市宮ノ堀149

園部法律相談センター

〒622-0004

京都府南丹市園部町小桜町62−1

丹後法律相談センター 大宮相談所

〒629-2503

京都府京丹後市大宮町周枳1 大宮織物ホール内 大宮相談所

丹後法律相談センター 宮津相談所

〒626-0041

京都府京丹後市大宮町周枳1 大宮織物ホール内 大宮相談所

福知山法律相談センター

〒620-0045

京都府福知山市駅前町400

舞鶴法律相談(東)センター

〒625-0036

京都府舞鶴市 商工 観光 センター

舞鶴法律相談(西)センター

〒624-0816

京都府舞鶴市 西 駅 交流 センター

綾部法律相談センター

〒623-0053

京都府綾部市宮代町宮代4−1

法律相談の予約用電話番号は共通しているため、京都弁護士会での法律相談を希望する方は以下の番号から問い合わせてください。

  • 電話番号(予約用):075-231-2378(平日9:15-12:00/13:00-16:30)

京都弁護士会の無料相談については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

9.無料相談の前に『マチベン法律相談』を使ってみるのもおすすめ!

マチベン法律相談のバナー

弁護士に無料相談したい方におすすめなサービスとして、「マチベン法律相談」を、最後に紹介しておきます。

「マチベン法律相談」は、スマホから弁護士に無料相談できるQ&Aサービスです。

京都市役所の無料相談は、(ⅰ)相談時間が限られている、(ⅱ)基本1回しか相談できない、(ⅲ)事前予約が必要といったデメリットがありました。

ですが、時間に縛られずもっと気軽に相談したいし、納得のいくまで相談したいですよね。

「マチベン法律相談」は、そんな方にこそおすすめな新サービスです。

【マチベン法律相談のメリット】

  • LINEに友達登録するだけで相談できるのでとても手軽!

  • スマホ完結なので気軽に相談できる

  • 24時間いつでも、何度でも質問できる

  • AIが質問作成をアシストしてくれる

  • それなのに「完全無料!」

24時間どんな場所からでも、また何度でも相談できます。

完全無料で使えるので、京都市役所へ相談に行く前でも、後でも、一度ぜひご活用ください。

『マチベン法律相談』で弁護士に無料相談する

まとめ

京都市役所では市民向けに無料の法律相談を受け付けており、弁護士が相談に対応してくれます。

京都市役所の法律相談についてまとめると、以下のようにまとめられます。

【京都市役所の法律相談の概要まとめ】

相談方法

実施時間

窓口

対面相談

毎週水曜日

13時15分~15時35分

各区役所

電話相談

・毎月第2・第4火曜日:

 18時~20時

・第2・第4木曜日:

 18時~20時

京都消費者

総合センター

京都で夜間の電話相談に対応している相談先は市役所以外になく、仕事などで昼間に時間が取れない方の強い味方です。

京都で法律のお悩みを抱えており「弁護士に依頼するかは置いておいて、一度無料で相談できないものか…」という方は、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

京都市役所の法律相談についての問い合わせ先は以下になります。

【無料法律相談の問い合わせ先】

電話番号

075-366-2250

受付時間

平日9時〜17時

窓口

文化市民局くらし安全推進部

消費生活総合センター

無料の法律相談なら『マチベン法律相談』

スマホから弁護士に無料相談するには『マチベン法律相談』が便利!

京都市役所の無料相談と違い、相談制限なし、事前の予約も不要です。

『マチベン法律相談』は、完全無料24時間いつでも何度でも弁護士に相談できます。

スマホ完結なので手軽!弁護士監修で安全安心にご利用いただけます!

スマホから弁護士に無料で相談できる!